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「サッカーを教える」「人を育てる」ということ、僕が思う僕なりの思いや考えを僕なりの言葉で・・・。


by 96coaching
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「シザース」と「リベリーノ」

「シザース」と「リベリーノ」_f0032551_14541886.jpg

この「シザース」と「リベリーノ」の使い分けについて自分なりに考えてみた。

両方ともボールをまたぐ技術ですが、僕の場合「シザースはボールを運ぶと見せかけるフェイント」であり、「リベーリーとはパスをすると見せかけるフェイント」であると位置づけています。

もちろんシザースもパスをすると見せかけるフェイントだと位置づけてもかまいませんが、アウトサイドでパスをする選手は(U-12年代では)あまりいませんし、それを意識させてしまったら今度は「またぐ」という動作がぎこちなくなるみたいです。

だからシザースはアウトサイドでボールを運ぶ・・・と見せかけて相手の逆をつくフェイントなんだと教えています。そのため、僕は常にドリブルをする時はアウトサイドで前に出るよう意識させてトレーニングさせています。そして延長線上にあるシザース、ダブルシザースへと、アウトサイドで前に出ることを意識的にうやっていくとこでこのような「駆け引き」や「動き作り」に順応しやすいのかなと思っています。

逆に、リベリーノはインサイドでまたぐという動作なので、パスをする・・・とみせかけるイメージでトレーニングしています。そのために重要なのが「見ること」です。リベリーノのフェイントをするときには必ず「またぐ方向を見る」ようコーチングしています。これがあってこそのリベリーノだと言っても過言では無いぐらいです。(言いすぎかな・・・)

もちろんシザースをするときも「見ること」、「姿勢」は大切です。しかし、それは当たり前のこととして、それ以上に「目でのフェイント」がこのリベリーノには必要なのでは・・・と感じています。

もちろん似たようなキックフェイントも同様で、顔が下がったままやるよりキックする方向を「見る」ほうが余計に引っかかると思います。

しかし、これはあくまで僕の意見ですし僕のなかでの定義です。おそらく考え方も人それぞれだと思います。しかし、数々のフェイントがあって、そのフェイントはどんな状況で、どのようにダマすためのフェイントなのかをもっともっと自分の中で分析する必要があるな~っと思っています。

そしてそれを選手に伝えることで、「なんとなく」「とりあえず」使え的なフェイントもより実践的に使えるようになるのかな・・・。
by 96coaching | 2006-02-08 14:37 | SOCCER